どうも。
店主です。
工藤といいます。
2010年7月にともだちが開店した「経堂・タイ屋ソンタナ」を、2014年1月より引き継いで経営しています。
お店を引き継いだあたりのあれやこれやはこのへんに。
ずいぶんと青臭いこと書いてありますね(笑)
完全に面白半分ふざけ半分で引き継いだこのお店も、おかげさまで自分に移ってから8年半もやってこられました。
ありがとうございます。
お店を継がないか、と話を振られて、腕はピカいちで、人柄良くて、全然日本語しゃべれなくて、遠い異国のこの日本で働いて家族を養う、そんなコックさんのサポートができれば、くらいの浅い気持ちで始めたこの仕事、考えてみれば始めた時から終わりが決まっていたようなものでした。
もともとお店をやりたかったわけでも、経営者になりたかったわけでもなくて、なんとなくはずみで引き継いじゃった奴が、いつかは国に帰るコックさんたちと持ちつ持たれつはずみで何となくやってきた店、それが第二期の「ソンタナ」です。
お店を大きくしよう、拡充しよう、後継者を育てよう、後世まで遺そう…そんな気持ちも一切なく、ただ変わらず日々うまい飯を出す、チーム三人で仲良くやってきた町のしがないめしや、みたいな感じです。
いつかはコックさんが国に帰るその日まで、淡々と…。
始めた当初は10年できれば御の字かな、なんてことを思っていたのですが、大きく気持ちが動いてきたのがこのコロナ禍でした。
日本に働きに来て家族を養って、長い期間帰国もできずにその家族とも会えぬ日々が続き、歳も取って体にもガタがでてきて…。
一生懸命身を粉にして働いてお店を続けていくのは良いことですが、従業員であるコックさんの幸せってホントは何だろうか…それでいいのか…なんてことを日々考えるようになりました。
そしてこの12周年という節目に、お店をたたむという決断をしました。
正直経営状態としては一度も困ったことはありませんでした(コロナはさすがにだいぶ堪えましたが…)。
経営者としては今後新しい従業員を雇用したり、店の体制を変えたりして運営をつづけていく、といったような選択肢も取れるかもしれません。
ただ自分にとっては、この3人のチームでやることに意味があると思っていたので、チームが解散する時がお店の終わるとき、なんです。
この判断をするにあたって、お店を愛してくれた方、支えてくれた方々の顔が星の数ほど浮かびます。
みなさんの有り余る気持ちを思うとありがたくも心苦しい気持ちでいっぱいですが、せめてぜひ残り半年の間、ご愛顧のほどお願いできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
【2023/1/20 追記】
↑ って話だったんですがちょっと延びます!
↓その後の経緯
2023年1月31日、経堂・タイ屋ソンタナは閉店します! (2022/12/4エントリ)
2023年1月31日閉店予定でしたが… ちょこっとだけ延長させてください! (2023/1/20エントリ)
【2023/2/13 追記】
あらためまして、2023年2月28日の閉店となります!
2023年2月28日、経堂・タイ屋ソンタナは閉店します! (2022/2/13エントリ)